内画鼻煙壺(鳥と花木)
¥18,000価格
「鼻煙壷(びえんこ)」は、17〜18世紀の中国・清の時代に生まれた、小さな密封容器です。 香料を調合した粉末状の嗅ぎタバコを携帯するために作られ、欧米から嗅ぎタバコ文化が伝わったのち、中国独自の美意識とともに上流階級の間で広く親しまれました。 (欧米では “SNUFF BOTTLE” と呼ばれています)
中国の伝統工芸が凝縮された存在で、「掌上の宝石」「ミニチュア芸術の傑作」とも評されます。 翡翠、瑪瑙、ガラス、金属など多様な素材で作られ、細やかな細工が施されたものが多いのも特徴です。
こちらのお品は、今回のハノイ買い付け初日に訪れた旧市街の古美術店で、もう一つの鼻煙壺とともに出会いました。
「内画(裏画)」とは、透明な瓶の内側に細長い特殊な筆を差し入れて描く、非常に繊細な技法です。 内画鼻煙壺は現在の北京が発祥とされ、小さな器の内側に世界を描き込む独特の表現が魅力です。
この小瓶の両面には、それぞれ異なる鳥と花木が描かれています。 北京内画の四大名工の一人とされる 馬少宣(1867–1939頃) の名が見られ、制作年と思われる 「丙虎年(1926年)」 の記載もありますが、真作かどうかの判断はつきません。
そのため、本品はあくまで鑑賞用の工芸品としてお迎えいただく形となります。
買い付け旅の様子は、YouTube にてご覧いただけます。
お買い物とあわせて、旅の空気もぜひお楽しみください。
